(四日目/九日)楽観

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(Central Time Zone)

昨日、モーテルへ戻ると早々に、そして延々と熟睡してしまった。ただ疲れていたのか、それとも体力が落ちてしまったのかと少々戸惑う。10時にモーニングコールで起こされ、11時にモーテルを出発した。

今日はどうもあられが降るらしいが、色々と観光してみる気でいた。ダウンタウンのClark/Lake駅で下車してGreen Lineに乗り換え、郊外のOak parkへ行くことにした。ヘミングウェイの生家やフランク・ロイド・ライトのスタジオが今でもあるところだ。そして、その後は、火曜日の入場料が無料になるシカゴ美術館に行くことにした。

早速、Clark/Lake駅でホームを移り、電車に乗り込んだ。しかし、いきなりChicago Riverを渡って北へと電車は向かう(Oak parkはダウンタウンのほぼ真西)。車内の路線図を見ると、どうやらBrown Lineに乗ってしまったらしく次の駅で降りて下り電車に乗り換える。とりあえず、Clark/Lake駅まで戻って、乗りなおそうとしたのだ。

ところが、電車は左に曲がらず、南へ直進してしまった。あわてて路線図で確認すると、今度はpurple Lineの電車に乗ってしまったようだ。関東圏の電車と違って、シカゴの電車はいくつかの路線が1つのホームを共有しているので戸惑ってしまった。結局Clark/Lake駅から西に2ブロック、南に2ブロック離れたWashington駅で下車し、電車の本数も多くないようなので、歩いて戻ることにした。あほらしい。

すると、道すがら中華料理のファーストフード店に出くわした。久々にまともな中華料理が食べれると、チャーハンとから揚げのあんかけのコンボ$4.95(!)を持ち帰りにした。かなりのボリュームである。地図を見た限りでは、Oak park駅の近くに公園もあるようなので、そこで昼食にすることにした。

今度こそGreen Lineに乗り込み、Oak parkを目指す。地図通り公園を見つけ、昼食を済ますが、天気がどうもよくない。それでも、Oak parkのダウンタウンを歩いてみると、高いビルは無いものの、色々なお店があって楽しい。スタバに入って休憩したりして、軽く散歩を楽しむ。

そして、観光案内所へと向かい、観光ポイントの情報をもらう。実際、ダウンタウンの通りのすぐ北が住宅街になっていて、その中にスタジオがあるのだが、この住宅街自体が素晴らしい。天気こそ良くなかったものの、おしゃれな家々が広い通りの上に青々とした芝生のyardを持って並んでいるのである。本当に久しぶりに楽しい散策だった。<

途中からあられが降ってきたこともあり、後はヘミングウェイの生家だけ見て帰ることにした。行ってみると、おじさんが前庭の整理をしていて、家の写真を撮ろうとしていた私に気さくに話しかけてきてくれた。中に入って写真も撮れるとの事で、玄関をくぐって中に入ってみることにした。

すると、大きな中年女性が現れ、いくつかの質問を繰り出した。日本人の旅行者だがアメリカの大学に通っていて今スプリングブレイクなのだと告げると、早速ヘミングウェイのお祖父さんの話からガイドを始めてくれた。どうやら随分と退屈しているらしく、彼女の口は一向に止まる気配はない。一方的に聞き手に回ってしまって逃げ道を失ってしまったが、それなりに興味深い話を聞けた。また日本に帰ったらヘミングウェイを読んでみようかと思う。

その後、ダウンタウンへと戻り、軽くショッピングを楽しむ。気に入ったシャツなどを見つけ、春夏物はあまりこっちに送ってないので、今度は一つ二つ購入した。30%offで税込み$25.88などなど。まぁ、悪くない。気をよくして、シカゴ美術館を回り、今晩はステーキにトライしてみることにした。アメリカに来て、1度は本場のものを試してみたものの1つだ。

具体的な数字は書かないけれど、ガイドブックに載っていた学生には高いお店に行ってみることにした。すると、ステーキ何より、店の雰囲気自体が本場アメリカという感じだった。中央にバーカウンターがあって、正装したウェイター達がきびきびと動いている。周りのテーブルも何人ものアメリカ人でにぎわっている。1人客の私はカウンター席へ通される。ウェイターがカウンターの中から飲み物を聞いてくれるのだが、言葉遣い何をとっても洗練されていて、それでいてフレンドリーだ。

場の雰囲気に圧倒されて、注文したステーキを黙々とほうばっていると、隣に年配の、しかし非常に元気そうな紳士が腰を下ろした。ウェイターが飲み物を聞きに来ると、「その前に、君の名前を聞こうか」と切り出した。お互いに自己紹介をして、今度は私の食べているステーキについて聞いてきた。私や反対側の隣にいた2人の男性などが話の輪の中に入ってきて、会話がさらに広がる。これがアメリカだと思った。

非常に気さくで、多様性を重んじる態度がそこにはあるように思える。そして、彼ら人生を楽しんでいる。アメリカのオプティミズムを思い知らされた。日本のそれとは違った、その場その場(一期一会)の時間と空間を楽しもうという心遣いや態度が感じられた。料理の値段は確かに学生の私には高く感じられるものだったが、その価値は十分にあるものだと納得できたし、チップについても何の気兼ねなく渡すことができた。「素晴らしいサービスをありがとう」と笑顔で私を送らせてくれた彼らに対する感謝なのだ。

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