(五日目/九日)旅は道連れ

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(Central Time Zone)

今日もぐっすりと寝てしまった。再び昼前にモーテルを出発した。今日はメキシコから来た30歳のフレナンドとシャトルが一緒だった。どうやらアメリカの大学院でビジネスを学びたいらしく、出願中の大学に面接に来たとの事。ダウンタウンまでの電車の中ずっと彼と話していたが、本当に紳士で立派な人間だと思う。

例えば、モーテルを出るのにドアを開けてくれたり、駅で別れるときは堅く握手をしてくれ私の学業の成功を祈ってくれた。もちろん、話し方にしても落ち着いていて、謙虚さがにじみ出ている。今日彼と会って色んなことを学んだ。特に自分の将来のビジョンについて、糧となるものを得たと思う。

彼の話によると、大学でエンジニアリングを学んだ後、ドイツのSieなんとかという大企業で勤めているらしい。外資系の会社だけあってヨーロッパのほとんど国はいったことがあるといっていた。そして、今7年働いてアメリカの大学院を目指すというのである。実はこれは私が考えているのと全く同じコースなのだ。

とりあえず今夏、東京理科大学に復学して、卒業後何年か働いてみなければとは思っている。大学院に行くとすればアメリカの大学院がいいし、となると経済的なバックアップが必要となる。奨学金を申し込んで、合格するようであれば卒業後すぐに渡米してもいいかもしれないとは思っているが、多分難しいだろう。では、どういう会社に勤めたいのか、という所で、一時大学を休学してアメリカに来ているのが今の状態なのだ。

この保留にしておいた問題について、彼が新しいアドバイスをくれたような気がする。日本にいて外資系、外資系などと騒いでいても実感がわかないが、彼のように世界を飛び回ってビジネスをしている人間を見るとそれも悪くないような気がしてきた。なにより、中学時代には、アメリカのビジネス書を読んでいたこともあって、経営的な観点から物事を見る目というのは育んできたように思う。つまり、それなりの適性はあるということだ。ただのエンジニアになったりするよりも。

実際には、現代社会の金銭による価値体系に憤りを感じることがしばしばあるのだが、もし日本に帰って自分が抱いている社会への疑問にしっかりと取り組み、自分なりの回答が持てるようであれば、その中へ飛び込んで戦っていってもいいのではないと思う。まぁ、このことについて書くのはまた今度ということで。

駅で彼と別れた後、昨日の中華料理が忘れられず同じ店で昼食を取る。やはり、うまい。そして安い。次に、今日こそはシアーズタワーに上ろうとシカゴで一番、世界で二番目に高い塔へと向かって歩き出した。天気は快晴で地上何百メートルから見る景色は絶景だった。

その後、ダウンタウンをぶらぶらしてみようと、まずは海岸のGrand parkへと赴く。そこでドイツから来ているというミなんとか(ミルドリーンだったかも。ニックネームがバナマとか何とか。共にごく不鮮明)という女性と会う。どうやら彼女もぶらぶらするのが目的らしく、2人で一緒に行くことに。

話を聞いてみると、ドイツの大学で博士課程を取っているらしく、今回は会議に出席する教授について来たという事を言っていた。専攻は化学。ついついフレナンドと話しているのと同じ感じになって、遺伝子関連のビジネスは大きくなると思うかと尋ねてしまうと、はっきりとイエスと返ってきた。前の私なら「結局、お金かよ」みたいなことを思ってしまっていたかもしれないが、今日は「彼女もビジネス感覚はちゃんと持っているんだな」と感心してしまった。

ダウンタウンを南から北まで一往復して、彼女と別れた。今日はよく外人と話した。同じ日本人で同じ大学生と将来について話すのよりは、ずいぶん刺激的だった。夕食はマクドナルドで済ませ、モーテルに戻った。

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