焼き鳥

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昔、近くのマルナカに屋台を出していた焼き鳥屋の焼き鳥が大好きだった。
毎回、来ているわけでもなく、たまにしか出会えないご馳走。

母にねだってなんとか買ってもらえるのだ。

中学生にもなると自転車と小遣いで自分で買いに行ったりしてた。
でも、そんなに何本も買えるわけでもなく、3本の焼き鳥が本当にご馳走。

その店ではももと皮しかなくて、僕が大好物だったのはもも。
皮の焼き鳥なんて当時食べたことがなかった。

今では焼き鳥なんて好きなだけ買えるし、種類だって何種類からも選べる。

でも、あの当時のように焼き鳥を味わうことはできないんだよなー

ハンバーガーだって、昔はめったに食べられなかったご馳走。
両親が厳しく、脂っこいジャンクフードなんて食べさせてもらえなかった。

そもそも近くにあるマクドナルドは隣町。
自転車で30分もかかるんだから。

子供の時の夢の一つは、大人になったらハンバーガー10個食べること。
これ、本当です。

でも今は、いつでも好きなだけハンバーガーを食べることができる。

しかも、焼き鳥やハンバーガーじゃ満足できない時もある。
大人になって無性に美味しいもの、高いものを食べたくなる。

確かに美味しいものを食べられると幸せになれる。

でも美味しいものを食べなきゃ幸せになれないのかなぁ?

たまにこんな自分に疑問を抱きつつ、欲望を抑えきれない時があります。
大切なお金なのに、なんでこんなにたやすく外食などしてしまうのだろう。

それはまるで、穴があいた樽に一生懸命水を汲んでいるようなもの。

お金を出して美味しいものを食べて何を得ようをしているのだろうか?
その行為に果てはあるのだろうか?
美味しいものを食べて、本当に得たいものを得ているのだろうか?

最近、質素でつつましやかな生活レベルで満足できない自分をなんとかしなくちゃと思っている。
別に生活のレベルなんて気にすることはないんだけれど、目利きが全くできていない。

それはなりたい自分にとってふさわしいものなのか?
それからどんな満足を得ようとしてそれを手に入れようとするのか?


自分に足りないものが見えていないから、

自分の樽の穴がどこにあるのか分からないから、

世の中にあふれる物に対して目利きが全然できていない。


きっととことん逆境に自分を追い込まないと心の深いところでは気づけないんだろうなと思いつつ、
日々反省を繰り返すしだいです。

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