京都2日目

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雨が上がった。天気予報でも当分雨は降らないらしく、安心して銀閣寺へ向かう。どうやら京都の交通機関はバスが中心となっているみたいだ。意外なことに、高層ビルもほとんどない。東京という都市が離散的な構造を持っている一方で、京都は京都駅という巨大ターミナルを中心として連続的に広がる都市構造をもっているように思われた。建築学科の先輩に、こういった都市構造についての特徴を的確に示した著作などがないか聞いてみよう。

さて、バスが銀閣寺道につくと、さっそく「哲学の道」を発見。哲学の道を歩くことに満足を覚えながら、銀閣寺へ向かう。銀閣寺前の土産屋が並ぶ通りの入り口で人力車が数台止まっていた。さすがに男性一人の旅行客には声をかけてくれないらしく、通り過ぎる。すると後ろで「謝らないで下さい。僕の話を聞いて下さい。」と男性の力強い声が聞こえる。どうやら、先ほどの車夫が他の観光客に声をかけたところ「すいません。」とでも言われたようだ。正直、引いた。めちゃくちゃ引いた。商売気丸出しじゃない?!テレフォンコミュニケーターのアルバイトをしていて、こういうふうに名乗りで断られることはたまにある。しかし、この車夫のように食い下がりはしない。なぜなら話をしないことには----この車夫のように一方的にではなく相互に----何も始まらないからだ。話をしてニーズを伺って、そこに商品のお客様にとってメリットを紹介するのが、テレフォンコミュニケーターの仕事だと思っている。そして、このことは何の商売についてでも言えることだと思う。買いたいと思うから買うのだ。対話拒否をされた場合は、引き下がるのが無難だろう。それ以上食い下がっても、相手の印象を悪くするだけだし、話を聞くことも拒み始めるだろう。人力車に乗って車夫の案内を聞きながら京都を巡るということが例えどんなに素晴らしいことであったとしても、それに対して観光客が魅力を感じなくてはならない。その魅力の感じ方も人それぞれなのだ。京都に何を求めてやってきたのか。お寺など古風な町並みを楽しみにやってきたのか、それとも舞子さんなど艶やかな京都を見にやってきたのか。それによって車夫も観光コースを変えるべきだろう。例えば、この場合なら、「良かったらどうですか。○○や○○まで案内しますよ。乗りませんか。」というトークよりも「こんにちは。観光ですか。お寺とか回られてるんですか。」というトークで世間話のような感じで声をかけて、京都に来た目的を聞いて、私だったら○○案内させていただきますよ、○○も知ってますよ、とその人にとっての人力車の魅力だけを案内するのがよいだろう。また、人によってはごちゃごちゃいわれずに京都の町をただ感じたいという人もいるだろうし、色々話を聞くのが好きな人もいるだろう。そういうのを見極めながら、案内もしなくてはならない。この車夫は、車夫の仕事をただ人を乗せて同じコースを同じ話をしながら回ればいいと思っているのだろうか。そして比較的人力車サービスを買ってくれそうな複数の女性観光客に----私ではなく----声をかけたのだろうか。そうとしか思えない。京都の良さを分かって欲しくて車夫をやっているとするなら、どうして私に声をかけなかった?結局はお金なんじゃないの?などと思い、京都観光初日の朝にして、かなり気持ち的に冷めてしまった。

その後、銀閣寺を回る。くどいが、参拝料を取られてさらに凹んだ。別に参拝料に関しては人を雇って銀閣寺の整備をしたりしているのだから文句はない。おそらく先の車夫との出来事があったせいだ。話を戻すが、銀閣寺そのものに対してはあまり感銘はなかった。本来ならもう少し勉強してきて、昔此処はこういうところだったのかぁ、ということを噛み締めながら観光すべきだったのかもしれない。でも、非常に自然が美しく、日本の「箱庭」文化のようなものを感じた。セミも大合唱をしていて、夏の暑さを感じた。その暑さの中、哲学の道まで戻り残りの道を歩いた。横を流れる川に大きな魚が居たり、手芸品を販売している土産屋をのぞいたりと楽しい散策だった。

哲学の道の終わりまで行くと、住宅地になっていた。引き返すのも面白くないので、その住宅地の中を通ってバス停のある大通りまで出た。あぁやっぱり京都の人もこういう団地に住んでたりするんだなぁ、と当たり前のことを思った。

バスに乗って、四条通へ行った。銀閣寺周辺の京都的なお店で京都的なものを昼食にしようと思ったが、贅沢はしないことにした。今日振り込まれたバイト代を下ろし、昨日見つけた漫画喫茶の前を通るとインターネットはできないことが判明。とりあえず昼飯をと思い、寺町通や新京極通を歩いているとピビンバ専門のお店を見つける。お値段もお手ごろで、早速入店。大変おいしく、おこげがたまらない。お客さんが少ないのが不思議だった。ファーストフード店のように効率化しチェーン展開したら東京とかででもヒットするだろうな、などと思い石焼ピビンバを平らげる。お店を出て通りをぶらぶらする。こういった繁華街の中にも土産屋がたくさんあって驚いた。映画館とかがあったので京都の若い人たちが普段買い物したりするところなのかなと思っていたからだ。やはり、よっぽど観光客が多いのだろうな。

コンビニへ入り買い物ついでに店員に近くのインターネットカフェを聞く。有難くも教えてくれるのだが、どうも教え方が下手だった。昨日の旅館の案内のこともあり、関西の人ってこういうのが下手なのかなと思う。案内された通り、新京極を歩いていくと怪しい店を発見。これがそのインターネットカフェのようだが相撲取りや着物姿の女性などがお店に描かれていて度肝を抜かれる。なんとも日本テイストな。用事を済ませ、通りをぶらぶらしたり喫茶店で休んだりとまったり時間を過ごす。身体に疲労が残っていたので初日はこんなもんだろうと早めに宿へ戻る。バスの中で、バス停が確か「美術館前」だったことを思い出し、宿へ戻る前に美術館を見学しようと決意。すぐ近くだったので、お手軽に楽しめてよかった。宿へ戻り、大浴場へ。晩御飯はコンビニ弁当でした。

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